現代に生きる人間そして人間と共存する動物達には心、体、そして精神のバランスをなんらかの形に保っていかなければいけません。西洋医学ではなかなか説明しづらいことかもしれませんが、植物、土、水そして石などには強いヒーリング効果が存在します。新緑を見ると心が落ち着く、ある場所を訪れるとほっとする、この香りをかぐとよく眠れるなど日常で感じ取った経験はありませんか？

これらの現象はまさに私たちがこれらのものからよいエネルギーを無意識に感じとった結果です。人も動物たちも知らず知らずのうちに自分に必要な物を、または足りないものを補おうとています。

ヒーリングの目的は自らのエネルギーを高めることにより自然治癒力を強めることです。西洋医学のように“病気をしたら薬を使用し病気の症状を抑えつける”のではなく自らの免疫力や気力を高めることにより自分のもっているエネルギーを上手に生かすことだと考えます。

「病」とは私たちにとっては「体の不調」ととらえることが最も理解しやすい解釈になっていますが、実は「病」とは体の不調ではなく体から出入りをしているエネルギーの不調和により肉体に症状とし表れた結果です。実際に心や体になんらかの不調をきたしている人や動物のチャクラのバランスを調べるとエネルギーの流出の少ない場所や過剰な場所が見つかり、アンバランスになっていることが分かります。これらのエネルギーの流れのバランスをとるためにクリスタルは大きな力を発揮してくれます。

クリスタルヒーリングは一般の方でも手軽にできるヒーリングの１つです。なぜなら、たった１つのクリスタルを動物の体の近くに配置するだけで、クリスタルはそのエネルギーを必要とする体の部位に自然と働きかけてくれるからです。

ヒーリング前にチャクラバランスをチェックする 写真提供　A.D.SUMMERS 「愛犬を優しく癒すクリスタルヒーリング」

 

 

 

ヨガや気功などを経験したことがある方であれば「チャクラ」という言葉を一度は耳にしたことがあるかもしれません。チャクラとはエネルギーセンターのことを指し示し、サンスクリット語で「輪」を意味します。東洋医学の世界では人の体は「肉体、心、精神、霊性」が一体となったものでこれらのバランスが悪くなることで「病気」をすると考えられています。チャクラとはまさに肉体、心、精神そして霊性がつながったポイントです。チャクラは神経とリンパ組織が集中する部分の近くにあり人には主要なメインチャクラが7つ存在します。メインチャクラ以外にもマイナーチャクラは複数存在し、7つのメインチャクラとリンクしています。動物にもチャクラが存在し、人と同様7つの主要なチャクラと前腕の部分に７つの主要チャクラ全てとつながりを持っている特別なチャクラが存在します。（アニマルヒーラーであるマーグリット・コーツがブラキアルチャクラと名づけています）。

チャクラから出入りするエネルギーは体の背側及び腹側から漏斗状に流出しており、心身のコンディションにより右回り又は左回りに回転しています。チャクラのエネルギーバランスがよければ右回りにエネルギーが体内に入っていきます、肉体的もしくは感情的にアンバランスであれば左回りにエネルギーが体内から流出している状態です。動物のチャクラ上で感じるエネルギーは非常に強く、エネルギッシュです。また、ヒーリングに対する反応もとても早く時間をかけずにヒーリングが終了し、チャクラバランスが整います（もちろん、重度の病気を患っている場合にはヒーリングに時間を要することもあります）。

動物のライフスタイルやマインドはとてもシンプルであり、また宇宙からの恩恵を自然と受けとり生活をしているだと考えらます。動物たちはクリスタルを近くに配置しただけでそのエネルギーをしっかりとキャッチしてくれます。

 

相互作用を持つこれらのチャクラのバランスが心身のバランスと大いに関係があり、これらのチャクラから流出されるエネルギーの量や方向性を感じ取ることで、心や体の状態のよしあしを理解することが可能です。またエネルギー流出が少ない部分のエネルギーを増やしてあげることでチャクラのバランスが整い、自然治癒力もＵＰします（例えば、飼い主からいつも無視をされコミュニケーションがとれないコは第４（胸のチャクラ）と第５（喉のチャクラ）のチャクラのエネルギーが枯渇してしまうことがあります。また、肉体的に疲労をしているコは第１チャクラ（尾の付け根にある基底チャクラ）からのエネルギーが少なくなります。